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「3人暮らしで3人無事」…では「この遺体」は誰? “残されたメモ”から始まる火災ミステリー

公開日
2025-02-09
メディア
ABEMA TIMES
記事要約
2022年2月6日、茨城県稲敷市で火災が発生し、83歳の農業男性とその50代の息子2人は無事だったが、鎮火後に身元不明の遺体が発見された。取材の結果、亡くなったのは父親が雇っていた不法就労のタイ人男性「シャイ」ことソムラック・チェムーさん(当時24歳)と判明した。

ソムラックさんは家族の生活を支えるため、2018年に観光ビザで来日。不法就労のため身元を証明する書類がなく、遺骨はタイ人コミュニティの支援で供養された。火災当日は倉庫に複数の不法就労者が生活しており、女性3人が逃げる様子が目撃されていた。

日本の農業は人手不足が深刻で、不法就労者に依存する側面がある。不法に雇用していた83歳の男性は火災の3カ月後に病死し、責任を問われることはなかった。

取材を通じて、技能実習生も含め外国人労働者が過酷な状況下でも生活を楽しみながら家族を支えている実態が浮かび上がった。また、メディアの役割として、不審な死の経緯を調査し、社会に問題を報じることの重要性が指摘された。
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