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マレーシアは入国審査にQRコードの使用を拡大する予定

公開日
2025-03-13
メディア
Biometrics Research
記事要約
マレーシア政府は、来年1月から外国人旅行者向けに入国審査のQRコードシステムの利用拡大を計画しています。現在、QRコードはマレーシア人のみが利用していますが、2026年1月1日からは、少なくとも63カ国の旅行者や長期滞在許可を持つ人々も利用できるようになります。

QRコードはMyBorderPassモバイルアプリを通じて使用され、旅行者はアプリをダウンロードし、パスポート情報をスキャンし、顔認証で登録を完了する必要があります。すでにKL国際空港では、一部の旅行者が生体認証ゲートを使用しており、システムの拡大により、入国審査がより迅速に行えるようになります。例えば、QRコードを使用すると審査にわずか5秒しかかからず、従来の15秒や手動審査に比べて大幅に短縮されます。

また、このシステムの拡大により、現在約172人の入国管理官が必要とされていますが、QRコードサービスの導入により、その数は約68人に減少する見込みです。さらに、旅行者はMyBorderPassアプリを使って自分の旅行状況を確認でき、アプリはすでに78万6000人以上にダウンロードされています。マレーシアは昨年、シンガポールとの国境でバイオメトリック審査システムの試験運用も行いました。

一方、シンガポールでは、QRコードを使用したパスポートレスの入国審査システムが導入されています。
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