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イタリア・アルバニア移民協定に基づく最新計画による新たなリスク

公開日
2025-04-02
メディア
Human Rights Watch
記事要約
イタリア政府は、アルバニアのジャデールに建設した移民施設を、海上で救助または取り締まりを受けた難民を処理するために使用する計画を立てていました。しかし、イタリアの裁判所は、アルバニアを「安全な国」と見なすことが適切かどうかを疑問視し、その施設に送られた男性たちをイタリアに戻すよう命じました。結果として、施設は空のままとなり、イタリア政府は3月28日にこの施設を、イタリア国内で収容命令を受けた移民を収容するために使用することを決定しました。

イタリアには既に10の移民収容センターがあり、そこでは移民が最大18ヶ月間拘留されることがありますが、実際に強制退去されるのはごくわずかです。このシステムは高額で非人道的だと批判されています。

アルバニアに新たに開設される施設は、イタリア国内の収容所で見られる問題を繰り返す可能性があり、特に法的支援へのアクセス制限や虐待の疑いに対する責任追及の妨げとなる恐れがあります。また、移民の受け入れ国がより多くの帰還を受け入れる可能性は低く、イタリア政府のこの対応が有効であるとは言えません。

欧州委員会が提案した「帰還ハブ」に関する新しい規則は、移民をEU外に移送し、責任を回避する試みであり、これは非人道的で現実的でないとされています。イタリアやEU全体は、移民問題をより人道的で合理的な方法で管理するために投資すべきだと強調されています。
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イタリア