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覚醒剤逮捕クルド人男の国賠訴訟、弁護団「逮捕と判決は関係ない」原告不在で一部勝訴

公開日
2025-06-17
メディア
産経新聞
記事要約
東京地裁は6月17日、入管施設への長期収容が国際人権規約に反するとしてトルコ国籍のクルド人男性とイラン人男性が国に損害賠償を求めた訴訟で、国に対し計120万円の支払いを命じる判決を下した。

裁判所は、収容制度自体が人権規約に違反するとの主張は退けたが、医師の助言を無視して収容を続けた点は違法と認定し、それぞれに慰謝料50万円と弁護士費用10万円の支払いを命じた。

原告のクルド人男性、デニズ・イェンギン被告(46)は判決に出廷せず、5月に覚醒剤所持の容疑で逮捕・起訴されている。判決後の記者会見では、弁護団はこの件について「判決と無関係」としてコメントを避けた。支援者である立憲民主党の石川大我議員も「事実を把握していない」としてコメントを控えた。

デニズ被告は2007年に来日し、難民認定はされておらず、入管収容と仮放免を繰り返している。現在も難民申請中で仮放免状態にあるという。
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クルド人,裁判

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