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《ルポ・クルドの子供たち》「ビザを取るためにプロサッカー選手になりたい」…クルド人サッカーチームの少年が語った「切実な夢」

公開日
2025-03-31
メディア
現代ビジネス
記事要約
埼玉県の川口市や蕨市に住むクルド人は、トルコでの迫害を避けて日本に渡り、約2〜3000人が暮らしています。多くは観光ビザで入国後、難民申請をするが、その多くは仮放免状態にあり、生活に制約を受けています。クルド人の子供たちは教育を受ける権利があるものの、病院に行けない、移動が制限されるなどの問題も抱えています。

昨年12月に結成された「FCクルド」は、主にクルド人の子供たちが所属するサッカーチームで、元プロサッカー選手のメティン監督が指導しています。監督は、子供たちをプロサッカー選手に育てるためのプログラムを組んでおり、サッカーを通じて子供たちの心と体の健康を促進しています。

FCクルドのメンバーは、サッカーを愛し、将来プロ選手になることを夢見ています。しかし、親たちはビザの問題もあり、子供に「安定した仕事」や「弁護士」などを目指してほしいと願っています。中学生になると、「勉強」と「スポーツ」の二択を迫られる子供たちも多く、サッカーを続けることでビザ問題を解決したいと考える少年もいます。プロサッカー選手になることは、ビザを得るための一つの方法と捉えて、日々練習に励んでいます。

FCクルドの練習は厳しく、子供たちは努力を惜しまない姿勢を見せています。彼らにとってサッカーは夢を実現する手段であり、生きるための道でもあります。
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クルド人,仮放免,難民認定,共生

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