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【外国人労働者急増】共生社会を目指して(5月11日)

公開日: 2024-05-11
メディア: 福島民報
記事要約: 福島県では、建設業や製造業の深刻な人手不足を背景に外国人労働者が急増しており、特に技能実習生が中心となって今後も増加が見込まれています。昨年10月末時点で外国人労働者は過去最多の1万1987人に達し、前年より20.7%増加しました。技能実習生はその36.8%を占め、主にベトナムとインドネシアからの労働者が多いです。

外国人労働者の受け入れには、労働環境や生活環境の改善が求められています。国は「技能実習制度」を廃止し、「育成就労制度」を導入する改正案を審議中で、この新制度により、劣悪な住環境や低賃金の改善が期待されています。

一方、県内では外国人労働者受け入れに関して課題もあります。市町村長の多くは実践的な知識不足や言葉の壁、財政面での問題を挙げており、具体的な施策が不足しています。県は企業向けに相談窓口を設け、留学生と企業をつなぐオンライン合同相談会を開催予定です。また、県国際交流協会は外国人労働者向けに生活支援講座や文化交流イベントを開催し、円滑な社会統合を進めています。
タグ: 外国人雇用,共生,技能実習,育成就労