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労働組合委員長、移民法執行が農場に及ぼす影響をアメリカ人は感じるだろうと警告

公開日: 2025-06-13
メディア: npr
記事要約: 移民取り締まりが強化される中、全米の農業労働者が職場に出勤することを恐れていると、農業労働組合「ユナイテッド・ファーム・ワーカーズ(UFW)」のテレサ・ロメロ代表が警鐘を鳴らしています。最近、カリフォルニアやニューヨークなどで移民捜査が行われており、こうした摘発が増えているとのことです。

ロメロ氏は、農業労働者は恐怖を感じながらも生活のために働き続けていると述べています。一方で、こうした取り締まりにより労働者の間に不信感やストレスが広がり、労働者が減少した農場もあると報告しています。

UFWは、農場の経営者に対し、労働者の権利や法執行機関の立ち入りに関する法的要件を周知し、違法な立ち入りを防ぐために職場環境を「強化」するよう呼びかけています。

移民局(ICE)は捜査の詳細を明言していませんが、FBIは最近の移民摘発に協力しているとSNSで発信しています。

ロメロ氏は、農業労働者は犯罪者ではなく、彼らなしには食料供給が成り立たないと強調。トランプ前大統領が「犯罪者のみを摘発する」と公言したことに対しても、実際には多くの勤労者が標的にされていると批判しました。

さらに、こうした摘発が続けば食料価格の高騰や供給不足を招く可能性があるとして、社会全体への影響を懸念しています。
タグ: 米国