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外国人起業家、日本での生活がお役所仕事に巻き込まれる

公開日
2025-02-28
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Yahoo Finance
記事要約
日本の移民制度が外国人起業家の長期的な定着を妨げているという問題が浮き彫りになっている。ヘルスドリンクのスタートアップを経営するボー・ベッカー氏は、起業家向けのビザを更新申請しているが、昨年のように審査が遅れ銀行口座が凍結される事態を懸念している。日本はスタートアップ支援のために特別なビザを導入しているものの、ビザの延長が厳しく、銀行口座の開設や住宅ローンの利用も困難なため、多くの外国人起業家が事業の継続に苦労している。

元首相の岸田文雄氏は2027年までに10万のスタートアップと100のユニコーン企業を生み出す計画を発表したが、現在は約1万のスタートアップしか存在しない。日本政府は外国人起業家を誘致し、経済活性化を目指しているが、ビザの更新要件が厳しく、収益を短期間で証明することが求められるため、事業の継続が困難になっている。

モンゴル出身のアマルサナ・ツェンベル氏も、日本で事業を成功させながら短期ビザのために住宅ローンが組めず、家族も母国へ帰ることを余儀なくされた。その他の外国人起業家も、銀行口座の開設やオフィス賃貸に日本人の保証人が必要な点、クレジットカード審査が厳しい点など、日本特有の障壁に苦しんでいる。

日本のリスク回避的な文化や行政の非効率性が、起業家にとって「千の紙の切り傷」のように積み重なっていると指摘する声もある。一方で、日本の安定した社会環境や教育水準の高さ、イノベーションへの関心の強さから、依然としてビジネスの魅力を感じる起業家も多い。

ベッカー氏は、日本の経済に貢献していると自負しながらも、ビザ審査の遅れによる銀行口座の凍結で家賃やクレジットカードの支払いが滞る可能性に不安を抱えている。政策と移民制度の間に大きな乖離があり、日本のスタートアップ環境の発展を妨げているという指摘が続いている。
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2024-10-24
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