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新興政党の参政党、日本の政治に揺さぶり 外国人受け入れを争点化

公開日
2025-07-17
メディア
Reuters
記事要約
参政党は、「日本人ファースト」や外国人受け入れ・男女共同参画への批判を掲げ、急速に支持を拡大している右派の新興政党である。20日の参議院選挙では、メディアの予測で10〜15議席を獲得する勢いを見せており、日本の政治にも欧米のような社会的分断が広がりつつある可能性を示している。

代表の神谷宗幣氏は、「外国人問題は言いづらいテーマだったが、参政党の主張が支持を集めることで他党も無視できなくなった」と述べる。物価高や経済不安、外国人観光客の急増などが有権者の不満を高めており、こうした状況が支持拡大の背景にある。

神谷氏は過去に物議を醸した発言(例:「天皇に側室を」)もあるが、現在は主張を抑え、減税や児童手当拡充といった政策も掲げている。一方で、男女共同参画に対して「女性の就労が出産を妨げる」と発言し、批判を浴びた。

参政党の支持は20〜30代男性に偏っているが、神谷氏は女性候補の擁立などで支持層拡大を目指す。党のYouTubeチャンネル登録者数は約40万人で、自民党の3倍にあたり、全政党中最多である。

政府も対抗する形で「外国人との秩序ある共生社会推進室」を新設し、外国人政策を強化する姿勢を見せている。石破政権は過半数割れの可能性があり、今後は他党との連携が必要になる見通し。

神谷氏は現段階では与党との連立を否定しているが、将来的には40~50議席を目指し、責任を持てる体制が整えば与党入りも視野に入れると語っている。
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2025-07-16
入管政策,外国人雇用