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増えるトラック、バスの外国人ドライバー 運転手不足で「特定技能」に追加、安全教育徹底

公開日
2025-04-29
メディア
産経新聞
記事要約
人手不足が深刻な自動車運送業界において、特定技能の在留資格を持つ外国人をドライバーとして採用する動きが広がっている。2023年3月に特定技能の対象分野に自動車運送業が追加され、中国やインドネシアなどから来日した外国人が業務に就く予定である。

外国人ドライバーには交通ルールの違いなどから事故の懸念もあるが、企業や支援団体は教育体制を整え、安全運転を重視している。特定技能1号では最長5年働け、2号を取得すれば家族帯同も可能となり、永住も視野に入る。

食品物流企業「アサヒロジスティクス」では、中国人の周さんを含む外国人ドライバーの採用を進めており、外国人6人の採用計画がある。ドライバーの確保が困難な中で、国籍を問わず人材育成が必要とされている。

外国人ドライバー支援機構は運転教育や生活支援などを提供し、企業と人材をマッチング。制度が形だけにならないよう、安全教育の標準化を目指している。

政府は2024年問題に対応し、今後5年間でトラック、タクシー、バス業界で計約28万8千人の人手不足を見込み、そのうち約2万4500人を特定技能外国人で補う計画である。

企業側は外国人への教育に高いコストをかけているが、安全を重視した体制づくりに力を入れており、制度の定着と拡大が期待されている。
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