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「大阪だけ合格率突出」 実習生の替え玉受験、日本語試験で横行か

公開日
2025-07-10
メディア
毎日新聞
記事要約
大阪府警は、ベトナム人技能実習生による日本語試験の「替え玉」受験を入管難民法違反などの疑いで摘発し、これまでに少なくとも5人を逮捕した。この不正は、実習生がより好条件で働くために必要な在留資格の変更に日本語試験の合格が条件となることが背景にある。日本語が苦手な実習生が、在日ベトナム人に代理受験を依頼し、仲介役がSNSなどで依頼者と実行役をつないでいた。報酬は依頼者が16万円を支払い、仲介役と実行役にそれぞれ10万円、6万円が分配されていた。

不正が発覚したきっかけは、日本語試験主催者が大阪会場での異常な合格率に違和感を抱き、警察に相談したことだった。逮捕された女性は10回ほど代理受験をしたと供述している。技能実習制度では転職ができず月給も低いため、多くの実習生が転職や待遇改善が可能な特定技能の資格取得を目指している。2024年時点で、技能実習生約45万人、特定技能者約28万人のうち、いずれも4割以上がベトナム人である。逮捕された女性は法廷で、「日本で働きたい人を助けたかった」と述べた。
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特定技能

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2025-04-17
ミャンマー,特定技能,技術・人文知識・国際業務