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二度の大災耐えた奇跡の殿堂 神戸ムスリムモスク 地域と共存90年

公開日
2025-07-02
メディア
産経新聞
記事要約
1935年に神戸在住のイスラム教徒らの募金により建てられ、戦火や地震にも耐えたことから「ミラクルモスク」とも呼ばれている。現在は一般公開され、イスラム文化を学ぶ場としても活用されている。

建物内はメッカの方向を示すミフラーブや幾何学模様の装飾があり、金曜日の集団礼拝やラマダン明けの祝祭には数千人が集まる。創設時にはインド人、トルコ人、タタール人が中心となり資金を集めた。戦時中の空襲や1995年の阪神大震災でも被害を受けず、震災時には避難所としても利用された。

現在は日本人であるイマーム(宗教指導者)藤谷勇介氏が指導にあたっており、異文化間の調整役としても活躍。隣接のイスラム文化センターでは交流や教育も行っている。

日本国内のムスリム人口は2023年末で約35万人とされ、2010年から3倍以上に増加。モスクも全国で約150カ所に増え、ハラール対応の飲食店や礼拝所も広がっている。専門家は今後さらにムスリム人口が増加する可能性が高く、日本社会が文化や宗教の多様性を受け入れることが重要だと指摘している。
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2025-02-04
在留特別許可,資格外活動,共生