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ドイツの移民問題の崩壊 AfDは利益を得るものばかり

公開日
2025-01-27
メディア
UnHerd
記事要約
ドイツのアシュフェンブルクで発生した凄惨なナイフ襲撃事件が、移民政策と国境管理に関する議論を再燃させ、ドイツの連邦選挙を控えた重要な問題となっています。事件を受けて、CDU(キリスト教民主同盟)のリーダー、フリードリヒ・メルツは、ドイツ国内での自由移動を終わらせ、国境管理を厳格化する提案をしました。この提案はEUのシェンゲン協定に影響を与え、EU統合の崩壊を引き起こす可能性があります。メルツはまた、大統領就任初日に国境管理を再導入することを誓っていますが、ドイツの比例代表制では、この提案を実現するために他党との協力が必要です。

メルツの移民政策は、ドイツの経済改革や技術革新の提案よりも注目されており、もし彼がセンターレフトの党と連立できない場合、極右の「AfD」との協力を余儀なくされる可能性もあります。これは、オーストリアで起きたように、極右政党との連携を強化する結果になるかもしれません。

この状況はEUの未来にも大きな影響を与える可能性があり、国々が国境管理を再導入することで、EU全体の崩壊が進むのではないかという懸念もあります。政治的な「ファイアウォール」の崩壊が、ドイツの政治と経済改革の進展に必要であるとの意見もありますが、現在の政策は停滞していると指摘されています。
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ドイツ