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ドイツの難民申請者、メルツの移民計画に不安

公開日
2025-03-07
メディア
France 24
記事要約
ドイツでは、シリア人、アフガン人、サウジアラビア人による一連の致命的な攻撃を受け、移民たちは自分や家族の将来に不安を抱いている。特に、極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」が勢力を強化し、ドイツの移民政策が厳格化される中で、移民たちは「もはや歓迎されないのではないか」と恐れている。

例えば、シリアからの移民であるモハマド・ビタール(34歳)は、ドイツ政府がシリア人の亡命申請を凍結したことや、移民の家族再会申請を制限する方針に不安を感じている。また、7年前にドイツに来た16歳のムアヤド・ハムゼ・アラマムも、母親がシリアへの強制送還を心配していると話している。

ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首は、移民に対する厳しい姿勢を表明しており、家族再会の制限や不法移民の強制送還を進める方針を示している。これにより、亡命申請者は「時間との戦い」に直面しており、多くの移民が資格認定や言語スキルの向上を目指して努力している。

一方、移民支援団体のラファエラ・ショリナは、移民数を減らすことが問題の解決にはならないとし、メンタルヘルスケアや統合支援にもっと投資すべきだと訴えている。

アフガニスタンからの亡命者アルサラン・クリシー(28歳)は、最近の攻撃が他のアフガン人に対する偏見を助長し、社会全体で他のアフガン人を責める雰囲気を作り出すことを懸念している。
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