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WR移民ニュース​​ダイジェスト

公開日
2025-04-16
メディア
WR Immigration
記事要約
アメリカの連邦裁判所は、トランプ政権がバイデン政権下でのCHNVパロールプログラムによってアメリカに入国した50万人以上のキューバ、ハイチ、ニカラグア、ベネズエラからの移民の法的地位と労働許可を取り消すことを阻止しました。裁判所は、ケースごとの審査なしでの大量の取り消しが適正手続きの違反であると判断し、DHS(国土安全保障省)の計画を4月24日まで停止しました。このプログラムにより移民はアメリカに合法的に入国し、2年間働くことができましたが、今後の状況については不確実性が残ります。雇用主は、CHNVパロールを持つ従業員が期限切れの労働許可を持っている場合、その従業員の労働許可を確認し、長期的な選択肢(例えば、亡命やTPS)を検討するよう助言することが推奨されます。

また、USCIS(アメリカ合衆国市民権・移民局)は、ソーシャルメディア上での反ユダヤ的な活動を移民審査において否定的な要因と見なす新たな方針を発表しました。この変更により、500以上のビザが取り消され、SEVIS(学生・交換訪問者情報システム)ポータルからのステータス削除が行われ、事前の通知なしでステータスを失ったケースも報告されています。特にF-1およびJ-1ビザ保持者が影響を受けており、OPTやSTEM OPT、CPTの下での労働許可を失うことがあります。雇用主は、ステータスが取り消された従業員のケースを確認し、弁護士と連携して学生やインターンのパイプラインの混乱に備えることが重要です。

さらに、トランプ大統領は、農業やホスピタリティ業界の不法移民労働者が雇用主のサポートを得てアメリカに再入国する可能性があると示唆しました。この提案によれば、労働者は自発的にアメリカを出国し、雇用主の支援を受けて合法的に再入国することができるとされています。正式な政策は発表されていませんが、雇用主はこの提案が採用される可能性について注意し、計画や提案を行う前に法律相談を受けることが勧められます。
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米国