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「技能実習生が来てくれない…!」危機的状況に陥る農家が続出中…ベトナム人が茨城に行きたがらない「驚きの理由」

公開日
2025-02-14
メディア
現代ビジネス
記事要約
技能実習生の減少と日本の農業・建設業の現状

茨城県鉾田市は9年連続で野菜の農業産出額全国1位を誇るが、その生産を支えてきた技能実習生の減少に農家が苦しんでいる。かつて多数を占めていたベトナム人実習生が減少し、代わりにインドネシア人が増えている。これは、日本の給与水準が相対的に下がり、ベトナム人にとって魅力的な働き先ではなくなったためだ。

受け入れ先の苦境と変化
以前はベトナムの送り出し機関が渡航費や接待まで負担していたが、現在は日本側が費用を負担し、選ばれる立場に変化。受け入れ企業は実習生の待遇改善に努め、例えば個室の住居を用意するために2000万円の住宅を購入するなど、多額のコストをかけている。しかし、一部の実習生は仕事に真剣に取り組まず、遊びや転売に走るケースも報告されている。

制度改革と今後の課題
技能実習生は42万人を超える一方で、9000人以上が失踪するという現実がある。政府は「技能実習制度」を廃止し、「育成就労」制度を導入することで、最長5年の在留を可能とし、特定技能1号への移行を促す。しかし、根本的な給与の引き上げがなければ、外国人労働者は今後も減少する可能性が高い。
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技能実習,育成就労

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