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社説:外国人妊娠制限 人権守る体制が必須だ

公開日
2024-02-02
メディア
京都新聞
記事要約
外国人労働者の人権保護が急務となっている。技能実習や特定技能で働く外国人女性が、妊娠しないように指導されていた事例が明らかになった。妊娠や出産を理由とする不当な扱いは違法であり、外国人労働者にも産前産後休暇や育児休暇を取得する権利がある。特に、来日前に「妊娠したら帰国しなければならない」と指導されるなど、妊娠を制限される圧力が存在した。

背景には、妊娠・出産による職場離脱を避けたいという企業側の意向がある。技能実習生の妊娠や出産に関する問題は深刻で、政府は対応策を講じているが、改善には限界がある。さらに、技能実習制度は労働環境の問題や人権侵害が指摘されており、政府は新しい制度を導入する方針だが、改革が十分でない可能性もある。

外国人労働者の受け入れが広がる中で、労働者の人権を守るための法整備が必要であり、安価で使い捨てにされる労働力ではなく、平等に保護される仕組みが求められている。
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特定技能,技能実習

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