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U.S. News: 移民法のキャリアに適したロースクールの選び方

公開日
2025-03-24
メディア
Fragomen
記事要約
移民法のキャリアを目指す法学部生にとって、適切な法科大学院の選択は非常に重要です。専門家は、移民法のカリキュラムが充実しており、移民に関する専門知識を持つ教授陣がいる法科大学院を選ぶべきだとしています。実務経験やクリニックを通じた指導とメンターシップも大切です。

アメリカ合衆国移民委員会の委員長であり、弁護士事務所のパートナーであるミシェル・ジェイコブソン氏は、「法科大学院卒業生は、質の高い法学教育と共に、専門分野での豊富な実務経験を持つべきだ」と述べています。

移民法とは、家族ベースのビザ、雇用ベースの移民、ビジネス移民、亡命および難民問題を含みます。移民弁護士は、ビザや労働許可証、法的地位を確保する手助けをし、複雑な規制を解決します。

移民法は、移民政策を規定し、「誰が国に入れるか、入国の条件や期限、活動内容を決める」とジェイコブソン氏は説明します。

アフガニスタン系アメリカ人の移民弁護士であるスポイミエ・ナシリ氏は、家族の移民経験がきっかけでこの職業を選びました。「母と長年離れていたことから、移民制度における痛みと不確実さ、そしてそれに立ち向かう強さを実感しました。私は他の人々が同じ困難を避ける手助けをしたかったのです」と述べています。

米国労働統計局は、2033年までに弁護士の職業が5%増加すると予測しており、移民弁護士は不足していると専門家は指摘しています。

移民法の臨床経験は非常に重要で、多くの法科大学院には学生がチームでクライアントを支援する法的クリニックがあります。移民法のクリニックでは、学生が実際にビザ申請や市民権申請、脱税や帰国手続きを支援する経験を積むことができます。移民法の学びには、理論だけでなく、実務で法律を適用するスキルが必要です。

移民法のクリニックがある法科大学院を選ぶことが、移民法分野で活躍するためには非常に重要です。ナシリ氏は、難民認定、防御のための退去手続き、家族ベースの移民問題などに関する実務経験を積むことが大切だとアドバイスしています。
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