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移住前のエステートプランニングーー国際課税リスクを見据えた資産防衛術【弁護士が解説】

公開日
2025-08-30
メディア
THE GOLD ONLINE
記事要約
富裕層にとって移住は単なる居住地の変更ではなく、相続税・贈与税・出国税などの税務負担に大きく影響するため、移住前に「エステートプランニング(資産承継計画)」を行うことが不可欠です。

富裕層は家族が複数国に居住し、資産も国際的に分散しているケースが多いため、移住による税務リスクが特に高い傾向にあります。移住前に適切な準備を怠ると、資産が大幅に減少する可能性があります。

外国から日本に移住する場合は、日本の相続税・贈与税の最高税率(55%)が大きな負担となり、課税対象は被相続人・受贈者の居住歴や国籍、在留資格などにより異なります。特に外国籍者が「就労系ビザ」を取得するかどうかで国外財産への課税有無が変わるため、事前の綿密な計画が必要です。

日本から外国へ移住する場合には、出国時に株式等の含み益に課税される「出国税」が問題となります。税負担を避けるための移住でも、生活環境や文化の違いにより再び日本へ帰国する事例もあるため、税務面だけでなく生活面の検討も重要です。

どちらのケースでも、ビザ取得や資産移転など準備に時間を要するため、少なくとも移住の1年以上前から、日・現地双方の専門家と連携したプランニングが推奨されます。
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