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TSMCが熊本進出→「台湾人子女の急増」で新サービスも!日本が学ぶべき“台湾の教育政策”とは?

公開日
2024-04-19
メディア
ダイヤモンドオンライン
記事要約
台湾の半導体大手TSMCが熊本県菊陽町に開所した日本初の工場(JASM)は、地域の人口動態や社会構造に大きな変化を引き起こしています。これまで多かったベトナム人や中国人の外国人に加え、台湾人の人口が急増する見込みです。台湾からの従業員やその家族が移住することで、地域は文化的・社会的な適応を余儀なくされ、これを契機に多文化社会への対応が進んでいます。

TSMCの進出により、台湾から来る人々への対応が求められ、菊陽町を中心に飲食店やスーパーなどが中国語や台湾文化への理解を深めるための研修を受け始めています。また、台湾式の教育サービスを提供する台湾企業も現れ、学童保育や補習班といった新たなビジネスチャンスも生まれています。日本の教育制度に対する適応が求められる中、台湾と日本の教育の違いを意識した支援が重要です。

一方で、熊本市や菊陽町の公立学校は、台湾から来た子どもたちの受け入れ準備を進めていますが、台湾文化に対する認識不足や翻訳の不完全さが課題として残ります。また、熊本県内にはベトナム人や中国人などの外国人も多く、台湾の進出だけに偏ることなく、全体的な多文化社会の構築が必要です。

台湾の多文化社会への対応は、日本にとっても参考になるべきであり、TSMCの進出を契機に、日本社会が多文化共生に向けて大きな転換を遂げることが期待されています。
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