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川口のクルド人「難民でなく移民」「いなか出身者の行動」トルコ人著名ジャーナリスト語る

公開日: 2024-11-28
メディア: 産経新聞
記事要約: 埼玉県川口市に集住するトルコ出身のクルド人問題について、トルコの著名なジャーナリスト、ムラット・イェトキン氏が取材に応じました。同氏は、川口市のクルド人によるマナー問題について、「クルド人だからではなく、トルコの田舎から都市部に移住した人々特有の行動」とし、日本の警察による指導や罰金で対応すべきと述べました。また、川口のクルド人が難民ではなく経済的理由による移民である点を指摘し、欧州でも同様の課題があると説明しました。

トルコではクルド人の人権や生活レベルがエルドアン政権下で向上しており、クルド系の政治家や要職者も多く存在します。しかし、クルド労働者党(PKK)との対立が難民申請に利用されていると述べました。トルコでクルド人が自身の出自を公言できるのは、一部の成功者や反体制者に限られ、問題の複雑さが浮き彫りになっています。

川口市では、約2,000人のクルド人のうち約400人が小中学生で、移民性や出生率の高さが目立ちます。元国連難民高等弁務官事務所駐日代表の滝沢三郎氏は、彼らの多くが経済的理由で来日しているため、難民認定ではなく合法的な就労制度の整備が必要と指摘。トルコと日本が協力し、新たな育成就労制度を設けるべきだと提案しました。
タグ: クルド人,難民認定