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英国政府がブラジル人600人を送還=支援金渡し5年間再入国禁止

公開日: 2024-12-03
メディア: ブラジル日報
記事要約: 英国政府が2023年8～9月に実施した移民政策の一環として、600人以上のブラジル人が帰国しました。帰国者には109人の子どもが含まれ、航空券と最大3000ポンド(約57万円相当)の支援金が提供されました。このプログラムは「自発的帰国プログラム(VRS)」として運用され、英国政府は不法滞在者や亡命申請が拒否された人々を対象に、移民抑制を目的としています。

ブラジル政府はこの帰国を「自発的」と説明していますが、一部では秘密便を利用した強制性が指摘されています。帰国後、参加者は5年間の英国再入国を禁止される条件が付いています。

背景には、新たに首相に就任したキア・スターマー政権が移民抑制を公約とし、移民政策の厳格化を進めていることがあります。英国政府はこれにより宿泊費用を削減し、今後2年間で最大40億ポンドの節約を目指すとしています。一方でブラジル外務省は、プログラムが参加者の自発的意思に基づくものであると強調し、条件変更があれば見直しが可能と述べています。
タグ: 英国