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アメリカに押し寄せる中国人不法移民、でもなんで日本に来てくれない?

公開日
2024-03-03
メディア
現代ビジネス
記事要約
中国からアメリカへの亡命希望者が急増しており、彼らは危険なルートを通ってアメリカに向かっています。背景には、中国政府の抑圧や経済的困難があり、特にSNSで批判的な意見を表明したり、経済的に困窮したりしている人々が増えています。アメリカでは、2001年から2021年までに約67%の中国人亡命希望者が受け入れられており、長期の申請処理を経て、亡命が認められる可能性が高いとされています。

一方、日本に来る理由については、「日本は中国に好意的ではないから」という回答があり、これが中国人がアメリカを選ぶ理由として挙げられています。日本は深刻な人手不足に直面しており、特に介護分野で外国人労働者の受け入れが重要です。しかし、外国人労働者、特に中国からの受け入れは減少しています。

介護分野では、求人倍率が15倍を超える深刻な人手不足が続いており、訪問介護サービスは崩壊寸前です。日本政府は介護職員の賃金を引き上げる措置を取っていますが、訪問介護の報酬引き下げが決定され、事業所の倒産や人員不足が続いています。

日本は2019年に「特定技能」制度を導入し、外国人労働者を受け入れていますが、介護分野には「特定技能2号」がなく、外国人が永住するための道が開かれていません。このため、特に中国からの労働者は家族を帯同し、永住を希望することが多く、その需要に応じるために制度を見直すべきだという指摘があります。
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