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パキスタン、乗客降ろし問題を受けて入国手続きを簡素化する委員会を設置

公開日: 2025-12-16
メディア: ARAB NEWS
記事要約: パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、正規の渡航書類を所持しているにもかかわらず、空港で恣意的に搭乗を拒否(オフロード)される事例が相次いでいるとの報道を受け、移民手続きの改善を目的とした14人委員会を設置した。これは、先月、複数の乗客が不当な搭乗拒否を訴え、SNS上で批判が高まったことを背景としている。

こうした問題は、偽造書類を用いた出入国事案の摘発など、近年強化されている不法移民対策と時期を同じくして表面化した。委員会は海外在住パキスタン人省の通知に基づき設置され、海外在住パキスタン人担当連邦相を委員長に、IT相や関係省庁の幹部らで構成されている。

委員会の主な目的は、海外就労者に義務付けられている「出国者登録(POE)スタンプ」の発給・更新手続きにおける人為的裁量を減らし、オンライン化・デジタル化を進めることである。POEスタンプは、海外就労目的で渡航する際に必要な政府認証で、これが搭乗拒否の一因になっていると指摘されている。
タグ: パキスタン