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(Daily News Hungary)ハンガリーにおける外国人労働者の行方は?人手不足の中で直面する深刻なジレンマ

公開日
2026-07-19
メディア
Daily News Hungary
記事要約
この記事は、ハンガリーにおける外国人ゲストワーカーをめぐる議論が、単なる移民政策ではなく、同国の経済モデルそのものを問う問題へと発展していると論じている。

議論の発端となったのは、大手食品メーカーの経営者が「外国人労働者を確保できなければ約1,200億フォリントの投資を実現できない」と発言したことである。企業側は、外国人労働者の受入れ制限が投資や生産計画を危うくすると主張している。

一方で批判派は、企業が「人手不足」と呼んでいる問題の多くは、実際には低賃金や厳しい労働条件による人材定着の問題であり、賃上げや生産性向上への投資によって対応すべきだと指摘している。

現在、ハンガリーで働く外国人労働者は約10万7,000人で、全就業者の約2%に過ぎず、EU平均(約10%)を大きく下回る。一方、2026年第1四半期には約31万9,000人の潜在的労働力が存在するとされ、失業率も4.3~4.7%へ上昇していることから、労働市場にはまだ活用可能な人材がいるとの見方も示されている。

また、ゲストワーカーは在留資格が雇用主に紐付けられているため転職しにくく、企業にとっては安定した労働力となる一方、労働者自身の交渉力が弱くなりやすいことも問題視されている。このため、転職の自由や住居基準、仲介業者への規制強化など、労働者保護の充実を求める声もある。

さらに記事は、外国人労働者への依存を続けることは、低賃金・低付加価値型の産業構造を固定化する恐れがあると指摘する。将来的には、成人教育や職業訓練、住宅・交通支援による労働移動の促進、補助金を賃金や生産性向上と連動させること、そして技術革新や高付加価値産業への転換を進めるべきだと紹介している。

記事は最終的に、外国人ゲストワーカーを一時的な人手不足対策として位置付けるのか、それともハンガリー経済を支える恒久的な仕組みとするのかが、今後の経済政策の重要な論点であると結論付けている。
タグ
ハンガリー