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(The Guardian)ミャンマーでの海難事故で死亡したとみられる500人の中に、行方不明のロヒンギャのサッカー選手が含まれているのではないかと、その家族が懸念している。

公開日
2026-07-25
メディア
The Guardian
記事要約
ミャンマーで迫害を受けるロヒンギャの24歳の青年シラズ・ウラーさんは、暴力と差別から逃れ、プロサッカー選手になる夢を実現するため、2026年6月末にマレーシアを目指す密航船に乗った。しかし、その船は行方不明となり、約500人のロヒンギャ難民とともに消息を絶ったとみられている。

国連は、ミャンマー沖で250人と280人を乗せた2隻の船が転覆した可能性が高いとみており、生存情報は確認されていない。一部では密航組織による船の乗っ取りも噂されているが、真相は不明である。

ロヒンギャは長年にわたりミャンマーで国籍を剥奪され、迫害や軍事作戦によって人口が大幅に減少した。現在も約55万人がミャンマーに残り、100万人以上がバングラデシュの難民キャンプで厳しい生活を送っている。こうした絶望的な状況につけ込み、人身売買組織は「より良い生活」を約束してロヒンギャをマレーシアへ密航させ、多額の金銭を要求したり虐待したりしている。

シラズさん自身も2022年に密航を試みたが失敗し、ミャンマー当局に拘束され、家族は約290万チャット(約1,000ポンド)の保釈費用を支払った。近年はミャンマー軍とアラカン軍の戦闘激化により、ロヒンギャへの殺害や強制労働、徴兵が報告されており、多くの若者にとって危険な海路が唯一の逃れる手段となっている。

甥のムムターズさんは「これはシラズだけの話ではなく、多くのロヒンギャ家族が直面している悲劇だ」と語り、今もなおシラズさんの生存と帰還を願い続けている。
タグ
ミャンマー