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トルコ大使、川口のクルド人「PKKに利用されている」「ビザ免除、悪用は阻止」一問一答

公開日
2024-11-30
メディア
産経新聞
記事要約
トルコのコルクット・ギュンゲン駐日大使は、インタビューでトルコの難民受け入れやクルド労働者党(PKK)の関与について語った。トルコは世界で最も多くの難民を受け入れており、クルド人を含む多くのシリア難民がトルコを選んでいることは、同国に迫害がない証拠であると述べた。一方で、日本に来るクルド人は経済的・社会的な理由が多く、長期滞在を目的に難民認定制度を利用している場合が多いと指摘。違法滞在や制度の悪用が問題であり、これをトルコ政府として容認することはできないと強調した。

また、難民申請の際に「迫害を受けている」と主張する背景に、PKKの影響があると述べた。PKKは申請者の弱みを利用し、日本や一部の欧州諸国で同様の手法を用いているという。日本国内でビザ免除の停止案が出ていることについては、ビザ免除の経済的・文化的メリットを強調し、停止は日本とトルコの友好関係を損ね、PKKを利する結果になると反対の意を示した。

さらに、川口市の「日本クルド文化協会」などがPKK支援者として資産凍結措置を受けた件についても触れ、PKKが文化イベントや人道支援を装い資金を調達していると説明。同協会と関係する別団体も同じ幹部が関与しており、現在も注視していると述べた。大使は、日本の法令を順守しつつ、PKKの影響を防ぐ必要性を訴えた。
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クルド人,難民認定

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