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難民申請5回で20年在留する人物も…埼玉県川口市に「クルド人が激増した」歴史背景

公開日
2025-02-28
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文春オンライン
記事要約
埼玉県川口市では、多くのクルド人が難民申請を行いながら在留しており、一部は解体業などで不法就労しているとみられる。2024年9月時点で、川口市の外国人住民は4万6442人で、そのうちトルコ国籍者は1558人(ほとんどがクルド人)とされる。

近年、難民申請をするトルコ国籍者が急増し、2022年の445人から2023年には2406人と5.4倍になった。背景には、クルド人コミュニティの拡大や、2023年のトルコ大地震の影響がある。また、仮放免者や特定活動の在留資格を持つクルド人が増加し、正規の就労ができない状況の中で、解体業を中心に不法就労が広がっている。

クルド人の来日が容易なのは、日本とトルコの「査証相互免除」の取決めによる短期滞在ビザ免除が一因とされる。これにより、日本に入国後、難民申請をすることで一定期間在留資格を得ることが可能となっている。

川口市では、クルド人の急増とともに治安や住民との摩擦が深刻化し、ヘイトデモも発生。特に2015年頃は600人程度だった在留クルド人数が、2024年には2000~3000人に増加し、非行問題や社会規範を軽視する行動が問題視されている。こうした背景を踏まえ、クルド人Bさんのケースが紹介され、彼が20年間日本で在留を続けている理由が語られている。
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クルド人,難民認定

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