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「トルコ人だけターゲットにしているというより」埼玉県知事、ビザ免除一時停止要請の背景説明

公開日: 2025-08-31
メディア: 日刊スポーツ
記事要約: 埼玉県の大野元裕知事は、フジテレビの番組で、トルコ国籍者への短期滞在ビザ免除の一時停止を外務省に要請した理由について説明した。

県内の川口市や蕨市では、トルコ国籍の在日クルド人との共生が治安悪化の要因となり、県民から不安の声が多く寄せられている。大野知事は、警察体制の強化や新たな警察署の設置などの対策を講じてきたが、問題は改善していないと述べた。

背景には、難民申請を繰り返すトルコ人が集中している現状があり、特に「特定活動」の在留資格を持つ者が多い点を指摘。ビザ免除により、事前の審査が行われないことが問題だとして、他国と同様に査証申請を通じたスクリーニングを求めた。

これに対し、鈴木法務大臣は、2028年度までに電子渡航認証制度(JESTA)を導入し、ビザ免除者でも事前審査が可能になると説明。また、不法滞在ゼロプランや入管法改正により、難民申請回数の制限など対策を強化していく方針を示した。
タグ: クルド人,入国審査,難民認定