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在留外国人、過去最高の322万人超 10年間で1.58倍 最多は永住者、技能実習・技人国・留学が各30万人台

公開日
2023-10-23
メディア
アドバンスニュース
記事要約
2023年6月末時点で、日本に在留資格を持つ外国人は過去最高の322万3858人に達し、昨年末から4.8%増加しました。これはコロナ禍前を上回る増加率で、10年間で1.58倍となっています。政府は労働力不足解消のため、「技能実習」と「特定技能」の再構築や、「外国人との共生社会実現のためのロードマップ」策定に力を入れています。

在留資格別では、「永住者」が88万人で最も多く、次いで「技能実習」35万8千人、「技人国」34万6千人、「留学」30万5千人、「特別永住者」28万5千人などが続きます。「技能実習」や「留学」の在留者数はコロナ禍から回復し増加しています。

国別では、中国が78万人で最も多く、次いでベトナム52万人、韓国41万人が続きます。また、都道府県別では、東京都が62万人でトップで、愛知、大阪、神奈川、埼玉などが続きます。これらの上位8都府県で全体の65.7%を占めています。

一方、不法残留者は2023年7月1日時点で7万9101人となり、1月時点より12.2%増加しました。最も多い国はベトナム(1万6812人)で、次いでタイ(1万1472人)や韓国(1万769人)などが続き、上位10カ国すべてで増加が見られました。
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