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「普通の暮らしがしたい」  仮放免者の在留資格めぐる訴訟で日本人配偶者も原告に

公開日
2023-03-06
メディア
週刊金曜日オンライン
記事要約
2023年2月21日、スリランカ人のナビンさんと日本人配偶者の久保なおみさんは、ナビンさんの難民申請不許可の取り消しを求めて東京地裁で訴訟を起こしました。ナビンさんは2003年に父の反体制活動を理由に暴行を受け、日本に留学ビザで逃れたが、その後ビザが失効し、2005年から入管の収容と仮放免を繰り返してきました。2017年、難民申請が不許可となり再収容され、その後精神的に不調をきたし、うつ病を発症。ナビンさんとなおみさんは、実子がいないことを理由に在留資格を認められず、裁判で「普通の暮らしがしたい」と訴えました。

ナビンさんは仮放免中に働けず、移動の自由も制限され、心身共に追い詰められています。なおみさんは、夫のメンタルケアには「普通の暮らしが一番の薬」と医師に言われたことを強調し、在留資格を求めています。弁護側は、家族としての絆を認めるべきだと主張し、なおみさんも原告として訴訟に参加。次回の口頭弁論は4月11日に予定されています。
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在留資格,裁判,仮放免

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