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不法移民はスペインの異例の正規化を「正義の行為」として歓迎

公開日
2026-02-09
メディア
VisaHQ
記事要約
スペイン政府は、約50万人の不法滞在者に合法的な在留資格を与える可能性がある特別措置を最終調整しており、多くの移民にとって大きな救済策と受け止められている。

対象となる移民の多くは、賃貸契約を断られたり、賃金未払い、職場での嫌がらせなどの問題に直面してきた。学位や職業資格を持ちながらも、非正規の家事労働や飲食業などの仕事に従事せざるを得なかった人も多い。

難民支援団体は、この正規化措置を「尊厳と合理性、そして経済的にも理にかなった政策」と評価しており、スペインの農業や製造業で深刻化する人手不足の解消にもつながると指摘している。

一方で、申請手続きは複雑になる見込みで、企業の人事部門には、対象となる従業員の書類準備や社会保険登録などの支援が求められる。申請受付は4月に開始される見通し。

野党はこの措置を不法移民を呼び込む「誘因」と批判し、政権を取れば撤回すると主張しているが、専門家の多くは、市民社会の支持やEUの先例に沿っていることから、法的には維持される可能性が高いと見ている。
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スペイン