入管・在留関連ニュース

<独自>ビザなし訪日客に事前審査、不法滞在者〝居座り〟防ぐ　補正予算案で調査費計上へ

公開日: 2024-11-25
メディア: 産経新聞
記事要約: 法務省は、観光目的での短期滞在ビザが免除されている国・地域からの外国人観光客に対し、入国前に審査を行う制度の調査費を令和6年度補正予算案に計上しました。この制度は、不法滞在目的の入国を防ぎ、入国手続きを効率化するためのものです。

制度は、米国の電子渡航認証制度「ESTA」を参考にした「日本版ESTA(JESTA)」で、2027年までの導入を目指しています。これにより、71カ国・地域のビザ免除国からの訪問者を事前に審査し、不法滞在のリスクを減らします。また、外国人の在留カードとマイナンバーカードを一体化したシステム開発費を含め、総額68億円が計上されます。

出入国在留管理庁は、他国の同様の制度を調査し、導入の前倒しも検討しています。この取り組みは、行政のデジタル化を推進する総合経済対策の一環として進められています。
タグ: 入国審査,不法残留,短期滞在