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移民政策が建設労働者不足を助長していると請負業者グループが指摘

公開日
2024-12-10
メディア
Calgary Herald
記事要約
アルバータ州の建設業界は、移民政策が労働力の成長を妨げていると、独立請負業者および事業者協会(ICBA)のマイク・マーチンズ会長が述べました。建設業界は今後8年間で20,000人以上の労働者不足が予測され、この不足が住宅供給の不足を悪化させ、価格を押し上げる要因となっています。

マーチンズ会長によると、毎年100万人がアルバータ州に移住しているが、そのうち建設業に従事するのはわずか2%であり、移民が建設業に優先的に受け入れられるべきだとしています。また、建設業における職業訓練を受けた労働者の需要が増加しており、業界の労働力不足が今後ますます深刻化すると警告しています。

カナダ政府は移民政策を改善するための取り組みを行っていますが、マーチンズ会長はその効果がすぐに現れるわけではないと指摘しています。また、建設業の重要性を再認識し、職業としての価値を再ブランド化する必要があるとも述べています。

カルガリー建設協会のビル・ブラック会長は、移民だけが解決策ではなく、労働力不足は長年にわたる問題であり、解決には時間がかかると述べています。また、移民の流れを改善する中期的な解決策と、建設業の社会的評価を高める長期的なアプローチが必要だと強調しました。
タグ
カナダ