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オタワ、介護者向け移民プログラムの方針を転換

公開日
2026-01-01
メディア
The Globe and Mail
記事要約
カナダ連邦政府は、介護・家事労働者に永住権を付与する「ホームケア労働者移民パイロット」を2026年から停止すると発表した。需要が定員(年5,500人)を大きく上回り、申請滞留が深刻化していることが理由で、既存申請の処理に注力し、2026年の再開予定はない。これにより、1992年以来続いてきた介護人材向けの専用永住ルートが初めて途切れることになる。

一方、医療・介護分野の人手不足は拡大しており、在宅介護需要は高齢化により今後さらに増える見通しだ。専門家や労働団体は、制度停止が家庭の介護需要に深刻な影響を与えると批判。特に、すでに一時的な就労ビザで働く外国人介護者は、永住の道を失い、就労許可満了後に帰国を迫られるか、不法滞在に陥る恐れがあると指摘する。

政府は住宅不足や生活費高騰への懸念から移民抑制に舵を切り、留学生ビザや一時的外国人労働者制度の縮小などを進めてきた。介護パイロットは2025年の受付開始時に技術的混乱もあり、処理期間は最長55カ月に達していた。政府は停止により滞留拡大を防ぐとするが、労働団体は、申請枠に阻まれた多数の介護労働者への「裏切り」だと反発している。
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