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ステージ3の悪性リンパ腫なのに治療を受けられない 在留許可を求めてパキスタン人男性が提訴

公開日
2024-02-16
メディア
東京新聞
記事要約
パキスタン人男性(45)が、日本での在留資格を認められず、悪性リンパ腫と診断されて治療が受けられないため、16日に東京地裁に在留特別許可を求める訴訟を起こした。男性は、在留資格がないため健康保険証がなく、抗がん剤治療費を全額自己負担で用意できない状況にあり、早急に治療を開始するために裁判所に暫定的な命令を求めている。

男性は1998年に政治的な理由で日本に逃れ、2009年に日本人女性と結婚したが、在留資格は認められなかった。昨年末に悪性リンパ腫のステージ3と診断され、抗がん剤治療が必要だが費用が高いため治療を受けられずにいる。男性は5回目の難民申請中に、入管に窮状を訴えたが、難民申請が不認定となり、在留特別許可も却下された。

男性の弁護士は、在留特別許可の積極要素として婚姻の安定性や人道的配慮を挙げ、緊急性を踏まえて早急な許可が必要だと強調している。
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在留特別許可,裁判

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