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世界で広がる「デジタルノマドビザ」の恩恵を日本人が受けにくい理由

公開日
2024-03-31
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記事要約
日本は新たに「デジタルノマドビザ」を発給し、ITを活用して働く外国人を対象に、6ヶ月間の滞在とその間の所得税免除を提供しています。このビザの目的は、優秀な人材を誘致し、IT技術の向上や観光収入の増加を狙うことです。ビザの要件には、高年収(1000万円以上)や特定の国の国籍、民間医療保険への加入が求められています。

日本は既に他国が提供している「デジタルノマドビザ」に遅れをとっており、税制優遇措置を導入することで競争力を高めようとしています。特に、短期滞在のデジタルノマドが日本で消費することで、免税措置による経済効果を上回る利益を期待しています。

日本の所得税率は高いため、デジタルノマドにとって魅力的な選択肢となりますが、日本人が海外でデジタルノマドをする場合は、居住国の課税ルールが適用され、日本に住所があれば高い税率が課される可能性があります。国によっては、税の優遇措置を提供するところもありますが、日本人がそのような待遇を受けることは難しいとされています。

さらに、住居が日本と他国にある場合、どちらの国で課税されるかが問題になることがあり、複数国での税務問題が生じる可能性もあります。
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