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スイスの人口は過去50年間でどのように変化したか

公開日
2026-04-10
メディア
Le News
記事要約
スイスでは、スイス国民党が支持する「人口1,000万人反対」構想を巡る議論が進む中、同国の人口動態は欧州の中でも特徴的な位置づけにある。

スイスの人口は1975年の約630万人から現在は900万人超へと増加し、西欧ではルクセンブルク、アイルランドに次ぐ高い伸び率を記録している。この増加の主因は出生ではなく移民であり、高賃金・雇用機会・経済の安定性により、特にEU諸国から多くの労働者を引き付けてきた。

一方で、多くの移民は引退後に母国へ戻る傾向があり、特に南欧出身者では40〜60%が帰国するとされる。これにより、労働力としての貢献を得つつ、高齢化に伴う財政負担を抑えるという「循環型」の人口モデルが形成されている。

ただし、2002年のEUとの人の自由移動導入以降、移民増加はインフラや住宅市場への圧力を高めており、これが現在の政治的議論の背景となっている。
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スイス