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全国で最も在留ネパール人が多い都市「名古屋」 隣町にできたインターナショナルスクールを訪ねると…

公開日
2024-05-13
メディア
中日新聞
記事要約
ネパールからの留学生が日本に増加しており、特に「技術・人文知識・国際業務」(通称「技人国」)ビザでの在留者が急増しています。このビザは学歴などの要件が厳しく、高度人材として日本企業で働くためのものです。2023年6月の統計では、技人国ビザを持つネパール人は3万人を超えており、特定技能ビザの約10倍に達しています。

「技人国」と「特定技能」の大きな違いは、家族の帯同の可否です。特定技能では家族が一緒に暮らすことができますが、技人国ビザでは留学生が家族と別れ、長い期間を経てようやく家族と合流することになります。ネパール人は特に家族との生活を重視する傾向が強く、「家族滞在」資格を持つネパール人も増加しており、2023年の統計では約4万6千人に達しています。

また、ネパール人の増加に伴い、教育の問題も深刻化しています。愛知県春日井市には、中部地区初のネパール人学校が開校され、現地の文化や言語を取り入れた教育が行われています。この学校では、日本語を学ぶネパール人の子どもたちが元気に授業を受けており、日本の教育システムとネパールのカリキュラムを組み合わせて教育が進められています。
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