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(集英社オンライン)6人の入管職員に「制圧」されガーナ人男性が死亡した事件の絶望から、社会を変える挑戦へ…弁護士・谷口太規が公共訴訟に取り組むワケ

公開日
2026-07-08
メディア
集英社オンライン
記事要約
谷口太規弁護士と社会学者の大澤真幸氏の対談は、公共訴訟がどのように「ひとり」の苦しみを社会全体の問題へとつなげるのかをめぐる内容である。谷口氏は、貧困、高齢、障害、移民など社会的に弱い立場に置かれた人々の事件に長く取り組んできたが、個別救済だけでは社会構造そのものは変わらないと感じ、公共訴訟に関わるようになった。

谷口氏は、ガーナ出身男性が成田空港で入管職員に制圧され死亡した事件で国との裁判に敗れ、弁護士を辞めようと思うほど絶望した。しかし、米国留学中に第1次トランプ政権の移民排斥政策に対し、市民が司法を使って対抗する姿を見て、日本でも司法と市民をつなぐ仕組みが必要だと考えるようになった。その経験が、公共訴訟支援プラットフォームCALL4や専門家集団LEDGEの活動につながっている。

大澤氏は、谷口氏の原点には「異質な他者とどう向き合うか」という問いがあると語る。個人的な苦しみや違和感は、実は社会的・公共的な問題につながっている可能性があり、それを明らかにする手段として法や訴訟があると指摘する。公共訴訟の本質は、個人に深く寄り添うことと、その問題を社会全体のルール変更へ結びつけることの両立にあるとまとめられる。
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