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(Hankyoreh)韓国の制度から取り残された、移民ルーツを持つ若者たちの命綱

公開日
2026-07-17
メディア
Hankyoreh
記事要約
この記事は、韓国で幼少期から育ちながら外国籍や在留資格の制約によって「自分の国」で普通の生活を送れない若者たちの現実と、その支援を目的に設立された「カン・テワン・フェローシップ」を紹介している。

カン・テワン氏は5歳で韓国へ渡り、20年以上にわたり不法滞在状態で生活した後、人口減少地域で5年間働くことを条件に在留資格を取得した。しかし、2024年に勤務先で労働災害により32歳で亡くなり、その死は韓国社会に大きな衝撃を与えた。この出来事を受け、同様の境遇にある若者を支援するため「カン・テワン・フェローシップ」が創設された。

記事では3人の若者の事例が紹介される。モンゴル系のマリーナさんは韓国生まれ・韓国育ちだが、長年在留資格がなく、在留資格取得後も外国人留学生として扱われ、就労制限や奨学金喪失、高額な健康保険料などに苦しみ、生活困窮やうつ病を経験した。パキスタン系のアセムさんは大学進学後もアルバイトが見つからず、外国人であることを理由とした差別や制度上の矛盾に直面した。キルギス出身のアイシャさんも、大学進学や学生ビザ取得の過程で複雑な制度に翻弄され、生活費や保険料の負担に苦しんだ。

記事は、韓国政府が長期滞在する移民家庭の子どもに一定の在留資格を認める制度を導入したものの、それだけでは就労、教育、医療、社会保障、永住・帰化への道など多くの問題は解決されていないと指摘する。特に、在留資格が教育や就労条件に縛られているため、自立が難しく、韓国で生まれ育った若者であっても社会の一員として安定した生活を送ることが困難な状況が続いている。

最後に、専門家は、こうした若者が真に韓国社会へ定着できるよう、条件付きではない長期在留資格の付与や健康保険制度の見直し、帰化制度の改善など、より包括的な制度改革が必要であると訴えている。
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