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ベトナム系大麻工場編(3) 日本の密売組織と出稼ぎ・技能実習生が結託、単なる不良外国人の悪行ではない コロナと円安で加速した大規模栽培

公開日
2024-08-10
メディア
夕刊フジ
記事要約
近年、日本ではベトナム系の大麻栽培が大規模に行われるようになっています。2020年のコロナ禍により国境を越える往来が困難になり、密輸が難しくなったため、日本の密売組織はベトナム系栽培者に目をつけました。室内栽培には高い電気代がかかるものの、円安の影響で収入が減ったベトナム人労働者たちが大麻栽培に関与するようになりました。コロナ終息後も、日本の密売組織とベトナム人栽培者の協力による大麻流通が増加しています。

また、日本では外国人材の受け入れ拡大や訪日旅行ブームにより多国籍化が進む一方で、外国人犯罪の増加や排外的な言説が問題視されています。「多文化共生」が語られる一方で、日本社会には出自ごとの「異邦」が形成され、各々がその境界内で生活しているという現実があります。この状況は、日本人自身にも当てはまり、全体として「異邦人(エイリアンズ)」のような存在となっているという指摘があります。
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