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アフリカ男性の難民認定を国に命じる判決 過去の申請は3回「不認定」 東京地裁「帰国すれば迫害の可能性」

公開日
2024-10-24
メディア
東京新聞
記事要約
東京地裁は、過去3回にわたり難民申請を不認定とされた48歳のアフリカ出身男性の訴訟で、国の不認定処分を取り消す判決を下しました。この判決が確定すれば、国は男性の難民認定を再審査することになります。男性は母国での政治活動が原因で迫害を受ける恐れがあり、2008年に来日して以来、難民申請を続けていました。改正入管難民法では3回目以降の難民申請者が強制送還の対象となるため、男性のケースは法改正の正当性を揺るがすものとされています。裁判所は「帰国すれば迫害を受ける可能性がある」とし、男性を難民と認定しました。代理人は現行制度の問題点を指摘し、難民申請中の強制送還を廃止すべきだと主張しています。男性は「16年間苦しみ続けたが、やっと難民として認められてよかった」と語りました。入管庁は判決内容を検討し、控訴の対応を検討中です。
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