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アイルランド総選挙で移民が主要争点に浮上

公開日: 2024-12-02
メディア: La Croix
記事要約: アイルランドでは11月29日の総選挙で移民問題が主要なテーマとなり、議席争いが三つ巴の接戦となっています。移民問題は特に深刻な住宅危機と関連し、ウクライナからの避難民10万7000人を含む外国人の増加により注目されています。アイルランドでは約26万戸の新築住宅が2030年までに必要とされる一方、家賃が高騰し、ダブリンでは月額約2,695ドルに達しています。

2023年11月のダブリンでの反移民暴動以降、移民問題が政治議論の中心となり、国内200カ所の移民収容施設のうち18カ所が放火されました。反移民の独立系候補も登場していますが、極右勢力の影響力は限定的で、過去の選挙でも3%を超えませんでした。

選挙では、フィアナ・フォール(21.9%)、フィナ・ゲール(20.8%)、シン・フェイン(19.0%)が拮抗しており、フィアナ・フォールが最多議席を獲得する見込みです。移民支援団体のナスクは移民が住宅危機において特に脆弱な立場にあると指摘し、2,800人以上の亡命希望者がホームレス状態であると述べています。一方、移民政策の厳格化を掲げるサイモン・ハリス首相率いるフィナ・ゲールは現行政策の継続を強調しています。
タグ: アイルランド