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英国に入国するには期限切れのIDを使用するよう電子ビザ不具合の担当大臣が発言

公開日
2024-12-03
メディア
Guardian
記事要約
イギリス政府は、eVisaシステムの不具合により、2024年12月31日以降も有効期限が切れた身分証明書を使ってイギリスへの旅行を許可することを発表しました。移民・市民権担当大臣のシーマ・マルホトラ氏は、新しいデジタル移民システムへの完全移行を延期したと述べ、特にマイノリティコミュニティにおいて「ウィンドラッシュのようなスキャンダル」が再発する懸念があると強調しました。

多くのeVisa申請者が新システムへのアクセスに失敗しており、そのため帰国できないケースが発生しています。特に外国にいるイギリスの住民が新システムにアクセスできず、帰国できない状況に直面していると報告されています。また、eVisaがないと、移民労働者が就業や住宅を得ることができないという問題もあります。

マルホトラ氏は、特に高齢者や脆弱な立場にある人々が影響を受ける恐れがあり、航空会社と協力して、2024年12月31日以降に期限切れとなる生体認証付き居住許可証(BRP)やEU定住計画(EUSS)のカードを2025年3月31日まで有効な証拠として受け入れることを決定したと述べました。

さらに、イギリス政府は、移民文書の完全なデジタル化を2025年1月1日から実施する予定であり、これにより多くの人々が新システムに問題を抱えている中で、特に年末年始の旅行時期に大きな混乱が予想されています。
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