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労働党シンクタンク、英国は移民目標を設定すべきと主張

公開日
2024-12-14
メディア
Forbes
記事要約
イギリスの有力シンクタンク「Labour Together」は、移民の数を減らすために、オーストラリア型の国家移民計画を導入し、長期的な移民目標を設定するべきだと提案しています。この計画は、経済のニーズを満たすための移民を確保しつつ、移民数を調整することを目的としています。しかし、イギリスの首相であるキア・スターマーは、移民数を制限するための上限設定には反対しています。

2023年6月までの1年間にイギリスへの移民は記録的な90万6千人に達しましたが、2024年6月にはその数が72万8千人に減少しました。この減少は、以前の保守党政府による国際学生や医療従事者の家族帯同を制限した結果です。

「Labour Together」は、移民の上限設定や「ネットゼロ移民」のような呼びかけには反対し、実効性のある移民目標を経済の需要に基づいて設定することを提案しています。また、移民数が目標を超えそうな場合には「緊急停止措置」を設け、議会で対策を議論できるようにするべきだとも述べています。

一方、保守党のリーダー、ケミ・バデノック氏は、移民の数に厳格な上限を設けると宣言しており、移民のデータを公開して、移民のコストと利益を市民が理解できるようにすることを約束しています。
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