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地方の外国人材流出を止める秘策は…「都会体験」? 技能実習後も9割以上が働くJAの狙いとは

公開日
2023-12-28
メディア
南日本新聞
記事要約
鹿児島県さつま町では、外国人技能実習生や特定技能資格を持つ外国人が共生する社会を築こうとしています。町にはベトナムやフィリピンからの外国人が多く、外国人の定着支援を行っており、特にアベリノさん(フィリピン人)は町の生活に満足していると述べています。町は日本語講師や通訳支援を通じて外国人の定着を支援しており、外国人は介護や農業など多くの分野で労働力を提供しています。

一方で、技能実習制度には問題もあり、特に失踪者が多いことが社会問題化しています。実習生の失踪は不適切な待遇が原因とされ、県外への転出も多いです。特定技能資格を得た実習生が都心へ移ることもありますが、生活費や人間関係の問題で元の職場に戻る人もいます。

鹿児島では、技能実習後に定着率が高い事例もあり、例えば、JA鹿児島きもつきでは9割以上が働き続けています。さらに、地元での生活体験や都会の生活費の高さを体験することで、都会への流出を抑制しています。

県内の自治体は、外国人との共生を進めるために、住民との理解を深めたり、地域おこし協力隊を迎えたりする取り組みを進めています。専門家は、外国人が安心して暮らせる環境づくりと人権尊重が重要だと提案しています。
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技能実習

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2024-02-20
「日本人と同等」に 外国人労働者の権利保護(毎日新聞)
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