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移民の恐怖が米国の最年少を襲い、親が子どもたちを保育所から引き離す

公開日
2025-02-07
メディア
The Guardian
記事要約
アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキの家庭型保育プログラムを運営するマギー(47歳)は、ドナルド・トランプの移民関連の大統領令がもたらした影響を目の当たりにしています。トランプ政権下で、移民・税関捜査局(ICE)が保育施設などに対して監視を強化し、結果として保護者たちは子供を保育施設に預ける代わりに、近親者や兄姉に預けるようになりました。そのため、彼女の施設に通う子供のうち5人が通わなくなりました。

移民政策の影響で、多くの移民家庭は移民当局から逃れるために、仕事以外の外出を控えるようになり、保育提供者たちはこの状況に困惑しています。アメリカでは、5歳未満の子供の4分の1が外国生まれの親を持っており、特に移民の多い大都市では保育業界の労働力の多くを外国生まれの労働者が占めています。

トランプ政権の移民政策により、移民の強制退去が進み、保育業界の労働力不足がさらに深刻化しています。現在、移民労働者は低賃金で働き、特にパンデミック後は人手不足が加速しています。移民政策が家庭保育事業に与える影響は即座に現れ、スタッフが仕事を辞めるなどの問題が発生しています。

カリフォルニアのエリダ・クルスも、移民家庭への恐怖感を感じ取り、保護者に移民当局との接触時の対応方法を教えています。しかし、親たちが仕事を休むことで経済的な打撃を受け、保育施設が崩壊する恐れがあると懸念しています。また、保育施設を利用する子供たちにも不安な気持ちが広がっており、子供たちが移民当局の来訪を心配する様子が見受けられます。
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