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日本の教習所がベトナムで日本の交通規則を教えてるってナゼ? ベトナム人も人手不足に悩む日本もウインウインになる仕組みとは

公開日
2025-10-16
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記事要約
近年、訪日観光客(インバウンド)が増加する一方で、日本で働くことを目的に来日する外国人もいる。政府は出入国管理法などに基づき、「在留資格」を定め、活動範囲を厳格に管理している。その一つに2018年に創設され、2019年から受け入れが始まった「特定技能」がある。これは少子高齢化による人手不足を補うための制度で、2024年からはトラックやタクシー運転手も対象となった。

特定技能制度を利用する外国人は主にアジア系で、特にベトナムの若者が多い。理由として、日本の経済支援や文化、生活環境、賃金の魅力、地理的近さが挙げられる。しかし、ベトナムと日本では交通ルールや運転環境が大きく異なるため、十分な運転技術を身につけることが課題となる。

そこで、埼玉県と徳島県の教習所が協力し、ベトナム国内で日本式運転技術を学べる教育プログラムを開発した。このプログラムでは、左側通行での右左折、進路変更や優先関係、一時停止など、日本特有の運転ルールを重点的に指導する。プログラム修了後は、日本の運輸事業者での働き方を解説するセミナーも受講可能で、ベトナム人の特定技能取得や就業スキル向上が期待されている。
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