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群馬 外国人不法滞在者の摘発相次ぐ 巧妙化する手口に切り札も

公開日
2023-12-25
メディア
NHK
記事要約
群馬県警は不法滞在外国人の摘発を強化しており、特に雇用する企業の存在が問題視されています。昨年、県内で不法滞在の疑いで摘発された外国人は125人に達し、その数は増加傾向にあります。不法滞在者を安価で雇用する企業も存在し、SNSで「群馬で仕事がある」との情報が広がり、さらに多くの不法滞在者が集まっているとされています。

また、不法滞在者が偽造した在留カードの質が高度化しており、今年9月にはベトナム人による偽造カードの摘発がありました。群馬県警は、在留カードのICチップを読み取って正規性を確認するアプリを導入し、企業に普及を進めています。

警察は不法滞在者の取り締まりを強化し、外国人労働者の労働環境改善にも寄与したいとしています。群馬大学の結城教授は、取り締まりだけでなく、日本人と外国人が協力して安全な地域づくりを進めることが重要だと指摘しています。
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不法残留